私たちについて
横浜シネマ・ジャック&ベティ
10月19日(土)より25日(金)
15時から16時半+トーク30分予定
http://www.jackandbetty.net/cinema/detail/2120/
監督 大谷寿一 (撮影 編集 構成)
制作 ケサル大王制作委員会
10月19日(土)佐藤二葉さん
俳優・演出家・リュラー奏者・作家
国際基督教大学卒業。首都大学東京大学院博士前期課程中退。西洋古典学を専攻し、ギリシア
悲劇を研究する。座・高円寺劇場創造アカデミー演出コース修了。
ギリシア悲劇の翻訳・構成・演出・演奏・出演を一人で行う「ひとりギリシア悲劇」を展開。
同時に古代ギリシアの竪琴「リュラー」の演奏活動を行っている。また作家としても活動し、
著書に漫画『うたえ!エーリンナ』(星海社COMICS)、小説『百島王国物語 滅びの王と魔術
歌使い』(星海社FICTIONS)がある。
http://amethyst.secret.jp/futaba/
*私たちには神懸かりとしか理解しようのない大きな語り。口承により歌い継がれていたもの、ヴァリエー
ションが生まれていた語り、滅びゆく言葉、滅びゆく歌というものに私はどうしても惹かれてしまうのです。
(だからこそ、生の「うた」が滅んでしまったギリシアの歌にメロディを付けようとしているのですが)
まさに今、定本の登場や商業化により、その存続が揺るがされているケサル大王の語りと語り部たちの姿は
本当に衝撃的でした
10月20日(日)ラマ・ウゲン師
1971年1月1日チベットで生を受ける。
9才よりメンドォーリン寺に出家し、1998年まで学ぶ。
その間、仏教修行の他、3年3ヶ月の間籠もる瞑想修行を行う。
寺院では仏像や仏教仮面の製作を行い仏師としても活躍する。
1998年来日以降は、チベット文化研究所のレジデンスラマ
として、高僧の通訳や、仏教クラス、法会などで活躍する。
4月のアップリック吉祥寺でサプライズゲストで登場、
チベットの人々にとっての「マニ石」信仰を語っていただいた。
今回は「神授型」語り部はもちろん、グルリンポチェ(パトマ
サンバヴァ)とケサルの結びつき語っていただく。
10月23日(水)大谷寿一(監督)
TBS「地球浪漫」「新世界紀行」「神々の詩」、NHK「ハイビジョンスペシャル」など
の番組で大地に生きる人々をアフリカ、南米、アジアなどで長年、取材してきました。
その傍ら15年前から東チベットで「ケサル大王シリーズ」自主制作開始。
*「ケサル大王」の魅力は何でしょうか。まず日本人が誰も知ら
ない世界最長の英雄叙事詩であり、語り部が今なお存在し、劇、
舞踏、タンカなどケサル文化が息づいていることです。中でもケ
サルの継承者、担い手である語り部は神授型はじめ優れた超能力
者であり、個性的な語りとともに魅了され、今回の映画制作の衝
動となりました。ケサルを通して東チベットの急激な社会的変動
を目の当たりにし、長期間、記録出来たことも意義あることです。
<名古屋シネマスコーレ>トーク
10月12日(土)木島史雄さん
愛知大学 現代中国学部 准教授
専門分野:中国古典学、東洋書籍文化史
*木島先生は学会で東京滞在中、偶然、『最後の語り部たち』上映を知りご覧いただきました。
先生から薦められたご夫人は上映最終日、三重から新幹線で駆けつけてくださいました。
中国古典を研究される先生は「中国には語り部が存在しなかった!
中国は古くから文字があったからです。紀元前3世紀に成立した『三
国志』もその後の『演義』も初めから文字で書かれていたのです。
演劇(京劇)は盛んになったが、中国人は語り部文化を知らなかった
のです。だからチベットに今なお、語り部がいて映像で記録されてい
たこと、そして彼らの存在が歴史上危機的な状況になっている現場に
立ち会えた感覚は衝撃的でした」。アイヌユーカリからデリダまで刺
激的なトークが期待されます。
10月13日(日)監督 大谷寿一
TBS「地球浪漫」「新世界紀行」「神々の詩」、NHK「ハイビジョンスペシャル」などの
番組で大地に生きる人々をアフリカ、南米、アジアなどで長年、取材してきました。その傍ら
15年前から東チベットで「ケサル大王シリーズ」自主制作開始。
*「ケサル大王」の魅力は何でしょうか。まず日本人が誰も知ら
ない世界最長の英雄叙事詩であり、語り部が今なお存在し、劇、
舞踏、タンカなどケサル文化が息づいていることです。中でもケ
サルの継承者、担い手である語り部は神授型はじめ優れた超能力
者であり、個性的な語りとともに魅了され、今回の映画制作の衝
動となりました。ケサルを通して東チベットの急激な社会的変動
を目の当たりにし、長期間、記録出来たことも意義あることです。
10月15日(火) 川瀬慈(いつし)さん
映像人類学者。国立民族学博物館/総合研究大学院大学准教授。
エチオピアの楽師、吟遊詩人の人類学研究、民族誌映画制作に取り組む。
同時に人類学、シネマ、アートの交差点から創造的な叙述と語りを探求する。
近年は客員教授として世界各地の大学で映像人類学について教鞭をとる。
近著『ストリートの精霊たち』(世界思想社)が第6回鉄犬ヘテロトピア文学賞を受賞。
主な映像作品 「ラリベロッチ」「僕らの時代」「Room11,Etiopia Hotel」他
www.itsushikawase.com/japanese
*世界各地の民族文化歴史をテーマにしたテレビ番組を取材制作
してきた者として人類学者である川瀬さんの映画に関心がありま
した。エチオピア、聖地ゴンダールの「精霊」たちを捉えた映像
は世界的に評価されています。グローバリゼーションが進む中、
民族誌映画をどう創るか、また、その魅力を語り合いと思ってい
ます。
アップリンク吉祥寺トークゲスト!(敬称略)2019年
4月12日(金)大谷寿一(監督)MC中村万里(舞台俳優)
13日(土)ロディギャツオ(本作品語り部翻訳 映画制作者)
14日(日)小林尚礼(カワカブ会代表 チベット写真家)
15日(月)辻 智彦(映像制作者 ハイクロスシネマトグラフィ代表)
16日(火)玉川奈々福(浪曲師)
17日(水)緒方研三(チベット研究家(財)社会文化研究センター理事)
18日(木)友田美由紀(篆刻家 Composition代表)
19日(金)渡部八太夫(日本の語り部「祭文かたり」)
20日(土)麻田 豊(元東京外国語大学教員 ウルドゥー語学文学)
21日(日)テンジンクンサン(本作品挿入曲「遊牧民の歌」作曲・演奏)
30日(火)友田美由紀(篆刻家 Composition代表)
5月 1日(水)伊藤英明(オーロラクラブ幹事)
2日(木)梅野泉(吟遊詩人 翻訳家)石井みやこ
大坂十三シアターセブンゲスト
5月25日(土)矢野原佑史(文化人類学者)
26日(日)川田進(東アジア地域研究)